今回はスーパーファミコン専用ソフト「ダライアスツイン」をお届け
Wiiのバーチャルコンソロールでも配信中、WiiUは知らん。
だんな、ツインだね。
シリーズ初の「コンシューマーオリジナル」今までのダライアスはアーケード版の移植ばかりでしたが、今回はまんまオリジナルのゲーム。
まぁそのアーケード移植も元が元なのでオリジナルみたいなもんでしたが。
まだSFCをしっかりと残している実家にて、近くの中古屋でソフトを買ってきてプレイ。
結構ゲーマーには好環境ですな。
SFCコーナーを物色し...
あったあった、ちなみにダライアスフォースはありませんでした。
あってもプレミア付いてるからね、出荷数が少ないだけでお世辞にも人気とは言い難いけど。
こちらはダラツイ中古
300円
やったぜ!スーファミ初期のゲームだから出荷数も多かったらしいです!
まぁ箱も説明書もない、ソフトだけの状態ならそんなもんでしょう。
しかしレトロゲームはここからが本番。
家に帰る、そして息を吹きかける。
聖者の息吹、こうかがないみたいだ。
3分ぐらい冷や汗かきながら息を吹きかけてはパワーボタンをガシッとする。
本体の方もちょっとティッシュで拭いてみる、そして息も吹く。
よっしゃあ!
スタートするまでが大変、だけどこれで遊べるぞー!
見ての通り、テレビも年季のあるHITACHI兄貴製。
もう番組も見れません、ビデオ(カセットテープ)とゲーム専用。
1991年、24年前のゲームですね。
「ツイン(TWIN)」と言うだけあり、2人同時プレイがウリです。
ステージの分岐はこんな感じ、なんだか魚っぽい形になってますね。
しかしそんなユーモアは通用せず、「ラストが一個だけ」という見方をされてしまう宿命です;
オプションは「残機」「連射機能」「サウンドテスト」「難易度」といった項目。
ちなみに残機はオプションでは8機(うろ覚え)が限度ですが。
裏技で50機にすることが出来ます、2人プレイでもOK、詳しくはググってね。
サウンドテストとかヤバイですね、折角実家に帰ったのにしばらく聴き入ってましたよ;
ちなみに今作のBGM、ZUNTATAはサウンドプログラマーとしてしか参加しておらず
作曲はまた別の人が担当しています、ただしとある面では初代ダライアスでおなじみの曲が...
特徴は全体的に明るくてノリの良い曲が多いです、「シューティングっぽい」って感じ。
世間的にもOGR氏では無くても、BGMの方は「これはこれで」と好評だったみたいです。
個人的には「2面」「4面」「6面」「7面」「Kゾーンボス」「ラウンドセレクト」が好きです。
中でも6面とラウンドセレクトは是非!
さて、ゲームの方ですが。
まぁ「極端」と言ったところでしょうか;
難易度はまぁ簡単に言うと易しめです、ですが...
最終面が鬼畜過ぎる!
最終面では「今までの中ボスのラッシュ」が道中になってます。
それだけ聞くと「まぁラストっぽいよね」と思うかも知れませんが
なんと、1画面に3体出てきます。
まぁ無理、死ぬしかない。 しかも倒してもすぐおかわり持って来るし。
他に難しいのと言えばHゾーンのボスのタコ(RED MIST)、そして同ゾーンの道中にあるグラディウス的な海底火山地帯
それらでたとえ死んでもすぐに済むので被害は少なくて済みます。
しかし最終面は違う、なんか長い。
特にヤドカリが強すぎる、「見てから避けるのは困難」「どこに撃つか分からない」というシンプルながらシューティングでは余裕で強敵に成り得るツワモノです。
悪いけど、本当にテストプレイしたのかという鬼の難易度。
というかまぁ最終面が難しい!というよりは
「今までに比べて差異が酷い」といった感じ。
オプション設定の8機だと最終面までノーミスでも一気にゲームオーバーに成り得るので非常に危険です。
ちょっとした小技(右下でひたすら待つ)を使ってもヤドカリに殺されるので安全地帯なんてありません。
で、更に気になるのが...
ラスボスがびっくりするほど弱い
今まで簡単だったのに最後だけ難しい!
そうやって恐怖に煽られながら辿り着いたボス戦で拍子抜けした漁師がどれだけいるだろうか。
星の数ほど居ますよ。
ラスボスはダライアスでは珍しい二段構え。
チョウチンアンコウ「SUPER ALLOYLANTERN」を倒すとそのまま口の中に入り
そのアンコウ内部でセイウチ「GREAT TUSK」と戦闘になる、という熱い展開なのですが...
いずれも超弱い、アンコウはまだ攻撃は激しいものの、落ち着けば初見でもどうにかなるものばかり。
強い攻撃(ピラニア型ミサイル)も実は破壊可能だったりと、要は攻撃は最大の防御って具合。
そしてグレートタスク、こちらはなんと「攻撃が三段階に変化する」という性質を持ち
「6発のホーミングミサイル」「バウンドしながら弾をばら撒く玉」「多方向の三日月弾」
特にバウンド玉は非常に厄介で、こちらもかなりの難易度を誇る...のですが
実はウェーブ装備で挑むと、普通に撃ってたらホーミングミサイルの途中で倒せてしまうという不具合レベルの脆さ
スピードクリアとかそんなんじゃないです、誰でも出来ます本当に。
そんなこんなでとにかく極端、バランスは正直言って悪いです。
ですがあくまでのこのゲームの醍醐味は「2人同時プレイ」にあり
STGとしては噛み易い難易度、そして最終面も2人ともドカドカ死んでいくのを笑いながらプレイする、と言うと悪く無い気がしますね。
また、ミス時のパワーダウンも一切無いので安心して楽しめると思います。
まぁどちらにせよ、慣れないうちは裏技で残機を増やすことが前提の難易度になりますなw
で、Kゾーンの話。
なんとこのゾーン、ボスが...
HYPER GREATTHING
皆大好き鯨さん、グレートシング。
それがいかにもな強化版の名前でまさかの登場、まさかのラスト前。
しかもなんとこのボス戦BGMのみ、初代ダライアスより「BOSS SCENE 7」のアレンジが使われています!
しかし例によって耐久力は低く、なんだか物足りない感じに。
それでも「ボスの中ではトップクラス」なので威厳は保たれてますが、個人的にはタコの方がきつい
ま、SFCで何か2人で遊べるゲームは無いか、となれば是非選んでやってください。
前述した通り、今なら投げ売り価格で買えると思います、ワンコインで。
一応雰囲気はダライアスしてるのでファンの方にも勿論オススメです。
DBCSで「ツインシルバーホーク」とか出ませんかね、セカンドの劣化だけど